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漁り火の影に映える君の容いかばかりか揺れ動くのか我が心の腐りきった腐敗臭に君の口元が少し苦痛に歪む
ほらあれ、100年に一人とか神の歌声とか何とか紅白初出場当確とか云々の。僕には呪詛にしか聞こえません。 それはあのおばばとか言われるあの島の女優様にも当てはまるのでした。とか書くのも怖いぐらい。
通勤電車の座席で寝息を立てて大口開ける向かいの女性の唇がどんどんと乾いてゆくさまをぼんやりと眺めつつ。
長閑なるかな一陣の風で糞まみれ
解体後一週間の生肉抱きて死にゆく冷凍倉庫の孤独
拉げた体からはみ出した体液と他人の血液と縞模様
近隣の婆とババアの喧噪をも掻き消す蝉時雨の静けさ
登り詰めて落ちてゆく見下ろしたり見上げたり大忙し
舐り倒す酢昆布
文珍の死を想う人々の群れ
鶴瓶の痴呆を想う人々の渦
小米朝の溺死を想う人々の陰
円楽の大往生を想う人々の虚無
談志の自殺を想う人々の白日夢
その腕の振り、全くなってないので
緩い
だるい
眠い
あつい
やるせない
しがない
せんない
しどけない
はんどくしがたい
りかいしがたい
はつげんしがたい
ぬめり
混沌と極論、繰り返されそして拡大されていく前線。救援部隊は来る気配もなく。
吐き出される痰の匂い立つ悪臭止まることなく
あまりのイジマシサに。