先日ある本を読んだのですが余りにも余りなので僕はやる気がなくなってしまいました。僕のやる事はもうないのかと思いました。また別のやる事を探さないと行けないのかもしれませんがそういうのはさがすものではないのでしょうから今のまま適当に続けて新しい変化をどこかで偶然に見つけるまでその日まで。
それぞれの思いの中に潜む密やかなうねりはとうとうと流れる河の流れの注ぐ河口には流れついた名も知れぬ水死体が格好の餌となる絶好のポイント。
あついあついあついあついあついあついあつい。
夕陽が沈み始めると鳥達が群れを成して大きく螺旋を描きながら木から木へ、森へ。
河では大学生だろうか、カヌーが水を切り、対岸には工場と倉庫。
河に架かる橋と道路を繋ぐ螺旋の上をぐるぐるとトラックが夕陽あびて昇り、降りる。
夕陽の匂いは血の匂い
手に染付いたこの血を洗い流せない
心の屑を取り除けない
頭の中にこびり付いたしみを落とせない
頭の中にあるこの箱を取り出せない
いけ好かないこのチューブを抜けると、闇。夕陽はもう沈んでるから。
石ばかり拾って、投げて、拾って、投げて、拾って。
夕陽に赤く染まる川面に出来る波紋は広がって消える。
当らない見当はずれの秋の夕暮れ。夕陽は雲に隠れて見えない。
右にばかり聞こえる、水の滴る音。それから、
夕陽が見えないように、夕陽が耳から入ってこないように、
ヘッドフォンをして、洗面所の蛇口をしっかりと閉めたけど
夕陽よりも赤い雫が、蛇口からぽたぽたぽたと
とめどなく零れ落ちて、溢れ出して、溺れ死にそうになったけど
何とか泳いで部屋から逃げ出した。
あれ、僕は泳げなかったはずだけど。
モニタ故障中
モニタ故障中
モニタ故障中
モニタ故障中
モニタ故障中
モニタ故障中
モニタ交換。
涙は流さないで欲しいから。僕は静かな時間だけが欲しいから。
街に出掛けて、あれこれ見たり、何かおいしいものを食べてみたり、
映画も見たい?ドライブもしたい?もう気がすんだように見えるけど、
また明日になれば、別の何かが欲しくなるんでしょう。
君は何が欲しいのか、僕の欲しいのは静かな時間と、
とっても煩い頭に響く君の繰言。
夕陽を浴びて、鎖から解き放たれた犬は突如駆け出す。
走る事、楽しいから、走る。
慌てて追いかけても、犬は走り、大通りに見えるのは明らかに速度超過の帰宅を急ぐ銀色のセダン。
大通りに飛び出した犬、セダンに気付いたけれどもとても間に合わず、
一瞬哀しい顔で、追いかける僕の顔を見て、響くのはドンという重低音と急ブレーキの音。
数メートル犬を引き摺り漸く停止するセダン。走ってくる僕を見て慌てて急発進するセダン
再び犬を踏みガタンと揺れるセダンはそのまま走り去り、僕はナンバーを憶える事すら出来ない。
鼻と口から血を流す犬。流れる血さえなければ、道路にごろんと休んでいるようで。
夕陽を浴びた街中に響く遠吠え一つ、それが最後の。
噛み千切る様に、僕の頬を抓ったり嬲ったり。
聞こえない、聞こえないふりをして、本当の事から目を背けて。
夕陽を浴びる池袋で、スカウトだよ、芸能人になれるよと、
余りにも余りにもな露骨なシチュエーション。
連れて行かれたシティホテルの部屋で繰り広げられるのは。
爪を立てて、割れた、つまさきの、間にささくれだつ、クラック?
冒険はそこそこでも、夏の思い出に、
聞こえない、聞こえないふりをして、本当の事から目を背けて。
窓から夕陽差す客室に、声だけが響く。
眠いから現実から目を逸らしたいし現実から目を逸らしたいから眠いのか僕には判断しようがないけれどだからといっていくら目を逸らしたところで現実は歴然としてそこにありつづけるわけだけれども存在する何かを現実と認識しているのは紛れもなく目を逸らそうとしている僕自身の中の何かな訳だから現実なんてどうにでもなる訳だけれどもいくら現実を意識で捻じ曲げて認識した都合の良い眺めの良い部屋に変えたところで外壁に蔦の絡まっていくように時間は確実に過ぎて行くわけだからそれはどうしようもなく過ぎて行く時間は速度を緩めたり速めたりはできても進むばかりでちっとも戻ってくれません。後は夕陽が沈むように僕自身の時間の流れを止める事ぐらいしか出来ないのかなあと夕陽を直視して目に残像を焼き付けて一瞬何も見えやしないから世界はそこには存在しなかったらそれはそれでも良いのかも。
眠い眠い眠い眠い。夕陽も沈んでしまって明るさの欠片もない夜のとばりの中、眠気だけが僕の周りで騒ぎ立てているので煩くて煩くて眠れないのではなくそれなのに眠れない。
[検討中]
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蝦様、閉鎖おめでとうございます。倖あれ。
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雨降るのか?