200012

■[20001201]

殺伐

■[20001202]

殺戮

■[20001203]

殺傷

■[20001204]

地震爆発ロボットコンテスト何故かオセロ中島様

■[20001205]

寒いでしょう。はい、寒いです。燃やしたり壊したり捻り潰したり踏ん付けたりそういう腹の底から内臓を両手で掴んで搾り出すかのような欲求の高まりを異常と平気でいってのける思慮とは程遠い感覚に辟易するほど迂闊な一言を白痴のように繰り返すばかりの糞新聞ドモの胡散臭い居心地の悪さにやる気も失せるぐらい背筋更には脊髄の奥深くまで寒気を感じずにはいられませんそうして僕はもういてもたってもいられず線の弱弱しい育ちの良さをその芯に漂わせた一見豪放磊落な風情がしないでもない祖父の猟銃散弾をここぞとばかりに持ち出し盗み出し今こそそれこの今こそ吾が仮説を実験をもってして確かめるべく実証すべくと嘘臭い暗寒色のコートの下に包み隠したまるで僕の心の悲鳴のような苛立ちの象徴する熱く脈打つ棒状のものはいくら包み隠してもその隙間をやっつけ仕事でガムテープで目張りした程度では溢れ出て誰もそれを止める事など出来ず触れる事すら怯えたその手では出来ず壊したかった壊れきった苛立たしいばかりの家族など全くの虚構の存在なればこそそれ以上でも以下でもなく誰一人としてバラバラになった僕のこの孤独が如何に崇高で気高く神聖なものである事であるかなど気付かない下賎極まりない人々のそのいじましくもおぞましい生命とやらが存在しているのかどうにかして僕の存在が実存存在しているのかどうにかしてそれを確かめたいのであったのかどうかそれすら今でも今までもそれからこれからもどうやって骨や内臓を確かめれば良いのかわからないのはこれからもだれでも同じなんだと思う以外に心を埋める事が出来ない足先が冷たい。そんなことに解決方法などあるわけも無いのにほらまた訳知り顔で眉間に皺寄せたり口元に軽く引きつった笑み浮かべたりいい加減にすれば良いものです。

■[20001206]

星野敬太郎様。

いぎたなく罵るばかりの人々は何と思ったのでしょうか。僕も花屋を始めて見たい。

■[20001207]

鈴木その子。

■[20001208]

松田聖子。

■[20001209]

反吐だしてるひと

■[20001210]

酔っ払って電車の中で鼻糞ほじって丸めて足元に捨てる人が隣にいるとどきどきしてしまうもし僕にその鼻糞が付着したりしたらどうしてやろうかとわくわくしながらでもそんな時は鼻糞は付着したりしなくてぼおっとしてるときとか思いもよらない間に鼻糞が付着していて帰宅して部屋着に着替えるときに付着したその鼻糞に気がついてやり場のない怒りとはこういうことを言うのだなあと思い取敢えずスクワット前蹴をしてしまうのでした。

■[20001211]

新庄?

■[20001212]

屍を拾って歩く屑拾い上を向いても左を見ても

■[20001213]

飲みました。帰ってきて色々せずに寝てしまいます。

■[20001214]

全くどうでも良い事ですが、随分昔、爆笑問題というコンビがテレビで紹介されるときに「毒舌」とかいう形容詞で紹介されていましたが、僕は「おいおい、彼らの一体何処が毒舌なのか、全く至って古典的な丸で落語か何かのような漫才なのに。変な形容されて爆笑問題の2人も可哀相だなあ」と思っていました。が、その後何かの番組で、どうも本人たち自身も毒舌漫才と思っているような言動をしていたのでびっくりしました。それは周りから毒舌毒舌といわれてそう思ってしまっているのかそれともコンビ結成当時からそのように思っていたのか何なのか、毒舌って一体何?と思わずにいられません、と思ったことを、ダウンタウンDXにゲスト出演していた杉田かおる様を見ていてそんなことを思い出しました、って一体僕は何を書いているのでしょうか。年末は色々と思うことが多い様で実のところ何一つ考えていないのは僕だけなんだろう、多分僕だけなんだろうと思いましたしOBPにもトスポ君が来るというので僕の出会った数少ない有名人の人の事なんか書いてみたいなあとも思いました。本当に何も考えていないので困る。何か考えれば良いのだけれど。馬鹿なので。

■[20001215]

色褪せた笑い声が木霊する公園のその昔は北面にのみ平地を開いた三方を薄暗い森に囲まれた古い市営住宅とは名ばかりの違法に占拠されたその家屋は様々な利権業者の暗躍跳梁跋扈により魑魅魍魎の蔓延る闇の巣窟

■[20001216]

目が腐る。

■[20001217]

グリンチ〜アンゴン。道すがらヨカの嵐。クリスマスキャロルの呪縛。

■要らない[20001218]

要らない何も要らない誰も要らない。
糞のような生欠伸を繰り返す事により周囲に広がるアルコールと病人の交じり合った悪臭を周囲に撒き散らしている公共の何たるかを産まれながらにして欠如したままの存在の溝鼠色の首筋の黒子毛も痛々しくも吐き気を促す四十過ぎの小デブ薄ら禿の貧乏臭い黒縁眼鏡男(低歯磨き頻度)は家路を急ぐ人々で溢れ返る地下鉄の座席の僅かな隙間に無理やりに臭く、よれよれの生暖かい尻を捻じ込み足を閉じるという事も知らずに大股開き御開帳バイブプレーかポラ撮影の如く肉裂の奥の奥まで曝す程に他人の迷惑など感じる以前にその薄い頭の中も薄く思い及ぶ事もなく開きに開いた短く醜く臭い二本の脚と供に地下鉄の座席に腰掛け続け時折これ見よがしに鼻糞をしかも親指で穿り馬鹿ように内股に薔薇の刺青があるわけでもない御開帳状態に広げた薄汚れた股座で穿った鼻糞その親指と人差し指で練り固めて足元にぽろぽろと鹿の糞の如くばら撒きながら新聞を拡げて僕の右頬に接触する新聞紙特有の頭痛を引き起こすようなインクの臭いが鼻の粘膜を針で刺すが如くちくちくちくちくと新聞の少しばかり、よれっとしたギザギザの新聞紙の角が僕の右頬から顎と首筋にかけて碌に内容も無い股間を無駄に隆起させるためだけに存在していると世間の良識派といわれる数々の偏見団体に罵られかねないエロ小説(いんとろ、とか)ばかり掲載されているスポーツ新聞を電車の中で3両先まではっきり聞こえるような大声でしかも球に乗る事さえ出来ないおどけてばかりの道化師がサーカスの開演を告げるときのような抑揚つけて
『次は〜大久保〜大久保〜』
と恥知らずに叫び馬鹿のように肘を上げ脇を無防備に晒して読み耽る饐えた奈良漬のような悪臭放つ陰茎半立ち状態でブリーフには糞生意気にも我慢汁のような気色の悪い染みが小さく同心円状に、じわじわと羞恥という言葉は忘却の彼方へと過ぎ去りしと云わんが如く広がっていく糞爺の読む新聞の背面は僕から見える1面には年俸下げて迄して他国にて仕事をしたいという頭蓋骨陥没骨折をした選手が笑顔で握手している姿そして姿そして姿。

天上を見上げようとすると目に映るは天井ばかりで其処には棒状の蛍光燈の灯、両端近くに皮膚病の発疹症状或いは異常発生した毒蟲の卵か何かのように群れる黒い点点点。その点の中の一点を見つめていると背中が薄ら寒くなってくるのです。まるで自分を見ているような精神の均衡を保っているのが非常に困難な中の気持ちの悪い点としての僕。邪魔。塵。無駄。小さく膨らんだ胸の谷間に胸を埋め未だ揃っていない若草を掻き分けてしかしながらたっぷりと潤んだその谷間に指を這わせるように善く生きる事、死ね、蛆虫ドモ!恥をかかせてやりたいから耳に障る摩擦音止まらないので苛々するいい加減にして欲しい何故何時迄もその音を発し続けるのか嫌がらせか何かの宗教儀式なのか文明を知らないのか止めようと思わないのか殴りつづけて一体何なのか何をするのかと頭から血を流してそんなことをぷつぶつと何でそんな窺知外に金属バットを後から取って付けたようなインチキ臭い証言の商店主は其れならば何故に販売してしまうのか其れでは全くの殺人幇助だと呟いている様にしか聞こえない程の蚊の鳴くような蛆虫の放屁音は常に耳に響く耳障りなあの摩擦音はそれはそれはくどく苦々しい怒りにも似た塩味が舌先に広がり腐れきって歌を歌う事を忘れてしまった役立たずの喉を刺激し腫れ上がり捲れ上がり爛れ上がり無くてはならないのにその悪態何故か余計な免疫機能が働き続け立て続けに奪われる体力と33本の火のついた蝋燭を握り締めるその手には溶け出した蝋が止めど無く火傷でケロイド状になった掌指の隙間に流れ込み凝固し開手不能なまでに何時まで経っても明確に原因は解決されず摩擦され続けるので音が出ているばかりなのでいい加減にして欲しいのですが何故それを止められないのかどうでも良い下らない行動は何時までも続くし心の奥なのか表面なのか浅いのか深いのか襞なのかそんな訳の分からないどうでもよいところからじわりと滲み出てくる臭い膿汁のような臭いのする息を吐き続けてばかりいるばかりではどうしようもなく振り回される長くて硬い棒状になった心と心のぶつかり合う金属音は刺々しくも譲る事も交わる事も知らずに剣先突き付け合って成長しない威嚇恫喝ばかりしている貴方の小便臭い陰茎から滲み出し臭い安物の白だったけれども今は薄汚れたブリーフに広がる染み臭いニヤリとしながらその染みに鼻を近づけ悪臭立ち込める公衆便所の個室に潜みそして大きく深呼吸して余りの悪臭に噎せ返り朝食べたベーコンエッグとグレープフルーツジュースの交じり合った液体を噴霧状にして尖らせた唇から吹き出し貴方の頬にベーコンの切れ端がピタリと貼り付いているので舌で丁寧に舐め落としていくだけの人生のようで兎に角煩い摩擦音だけは勘弁できないので丸で夫婦喧嘩をしているかのように聞こえたので仲裁したら殴られるのは嫌なのでうっかりと止めて頂きたく心ばかりのつまらないお願い申し上げます。

■[20001219]

魚を焼かない。

■[20001220]

初釜の準備をする人々を見掛ける。

■[20001221]

涙とか同情とかそんな易々とそんな事良くもまあ口に出来るものですが決してあの人の気持ちがわかるわけ無いのですがだからといって僕に一体何が出来るというのでしょうか。何も出来ない。

■[20001222]

無罪から有罪と人の心弄ぶ番人の大敵旧知の悪行嘆き哀しみ嫉み嫉み苛立ち脱力人の心を飲みこみ吐き吾らが素晴らしき前例主義ならば今までに無いものは何かにつけ何処かしらにほんの僅かな鼻糞程の共通点を見出しても其れでも意地でも引出しの中鞄の中机の下車輪の下と見つけにくいものでも判じた例え探し続け本来の意味から遠ざかるだってそんな事した事無いからそんなやり方自分で考えることなんてしたら自分の責任が大きくなってしまうから嫌だもの嫌だもの

■[20001223]

斜めに見える呪いの言葉この両耳を両手で塞いでも掌を貫いて呪詛愛の言葉

■[20001224]

得体の知れない嫌がらせの言葉深夜に吹きつける身体を寄せ合う粘液まみれの吐息お互いに啜りあい貪りあいながら過ぎ行きあからさまに翌朝には

■[20001225]

歳末故の人々の喧騒岐路に就く道すがら声を荒げる酩酊した人々の心の底からの吐露とは言えない深く深く酩酊していても抑制される意識はその酩酊状態の精神を最悪のものへと変貌させるが故に表層として顕れる傍若無人の振る舞いの数々

■[20001226]

地に一つ天に数百舞う紅蓮霞む黒煙

■[20001227]

こんなだらけたひととしてひとではないぼくのことなんかどうしたいのかわからないぼくをたすけて

■[20001228]

やがて人の口から漏れ出でた数々の真実はそれが真実なのかどうかは僕には確かめるすべも無く只僕が知るのはその人々の口から或る言葉が漏れ出でた、という事実だけなのだけれども、それが事実であるという事を僕以外の人々に証明するすべは無いし、そんな義務も無い。勝手に言っておいてくれれば良いのでしょうね。

■[20001229]

観月するまでも無く人が人である為に何を守らねばならないのか、か?

■[20001230]

卑しい。
心。
貧しい

■『何か』みたいな、ような、[20001231]

もしもし、もしもし、あーあんた一体誰?無言電話が鳴り続ける切っても切っても掛かってくる眠い起きても寝ても食ってても糞してても呼び出し音が続くので受話器を取っても何も音がしない微かに息遣いだけが生臭い息遣いだけがこの耳に耳の穴の奥の方にこびり付いて、こびり付いてこそげ落としてもこびり付いた其れは落ちないので耳から血がだらだらと流れ落ちるほど掻き出しても取れないいらいらするこの吐きそうな不安感は絶え間ない嘔吐感は首筋にあてがったナイフで掻き出しても一体何なんだというのか鳴り続ける呼び出し音と僕には理解できない訳ではなく薄々感づいているけれども受話器の全ては見てみぬふりをしているだけで現実の何たるか現実と虚構の境をあやふやにしたくないのだけれどそれでもクルクルと巻きコードに埃と髪の毛がこびりついていて気になるのでウェットティッシュで擦り落とそうとするのだけれどもあやふやにすることによって現実の存在感を希薄にすることによって耳から流れ落ちるのは希釈された僕の汚れた血、その現実から目を背ける日々が永遠に続きますかのような悪夢としての来年がもうすぐ其処にきているというのに僕には何をどうすれば良いのかサッパリわからないので決意も新たにどうしましょうか流れ落ちるのはどうすればよいのですか赤黒い血がいかがいたしましょうかと助けてくださいと僕に話し掛ける様に耳から流れ落ちて公衆電話で呼び出したタクシーに乗って他人に助けを求めても是ばっかりは誰にもどうしようもない事なので僕だけが僕だけの耳の穴のように心の底を見ることも触る事も出来ないけれどもそれは僕の耳の穴の様に空気の漏れる音は一番近くにいるのが僕なのだから誰も近寄る事すら出来ない程近くの距離にいるのが僕自身なのであなたにこんな事を言っても仕方がないのだけれどもだらだらと首筋を伝い肩に流れ落ちる生臭い血がそれでもどうにかしてこうにかしていかないと出血多量で意識もふらふらとして来てやるせがないので手足も痺れてくる僕の左足右腕指先は悴んで薄ぼんやりとした希薄な焦燥感の中でやるべき事をやらずにやらずとも良い事ばかりに手を出しては綿棒を耳の穴に入れたまま出したり入れたり引っ込めたりして結局何もしていない僕自身は僕自身の時間を墓場まで無断で食い潰しているだけで吠え続ける夜の犬のように何一つ生み出す事は出来ないばかりか僕自身の時間を食いつぶす事により僕に関わる人々の時間も直接的にも間接的にも食い潰しています。やあやあ僕の糞蟲のような時間さようなら僕の蛆虫の時間やってられない、だなんて何の断りもなく大した理由も理も無く泣きつづけるばかりでよくもまあ僕のような屑人間がそんな大口叩けたもんですよ馬鹿らしい。只耳から血を垂れ流しつづけているだけで美しかった唇のついていた口から薄く窄まった肛門に向けて見るも無残に巨大な杭を串刺されたり頭蓋骨をぶち砕かれて脳髄を掻き出されたりしていないだけでも僕は幸せというものです。例え流れ出る血と脈の音とで其の他の音が何一つ聞こえなくても、年の瀬に掃除をしたり少しばかり豪華な夕食をしてみたり炬燵に入ってテレビを眺めたり僕はこんなに暢気で幸せな緩やかに流れる河のような時間を過ごしていてもどんどんと膨らんで行く不安感と焦燥感だけれども今一体この僕に何が出来るというのでしょうか、金もなく権力も地の吹き出す音もなく意思は弱く薄弱で目的も無く只漫然と過ごすだけの緩やかに流れる河のような血を耳から垂れ流している僕をどうして僕は僕自身の事を笑い飛ばす事なんか出来るのでしょうか。死に逝く人々のことを想像しただけで鼻腔に広がる死臭がいつまでもこびり付いて取れません苛立たしい焼け付くような涙といっしょに鼻水といっしょに緩やかに流れる河のように洗い流したい。まるで血の味のようなみたいなようなそんなみたいなようなそんなみたいなような生理的食塩水で鼻嗽をしたいみたいなようなそんなみたいなようなそんなみたいなそんなみたいなようなそんなみたいなようなそんなみたいなような生臭い呻き声が頭の中の耳の穴にこびり付いた受話器から聞こえる日々の暮らしの時間の中に意図的に忘却してきた様々な棘を抜くことなくほおって置いたらずいぶんと体の奥深くにまで潜り込んでしまい、血流に押されるようにどんどんと心臓を目指して進んでいきますので鳴り止まない電話としての時限爆弾を抱えたようにいつか襲い来る心臓を突き刺す痛みに怯えながら暮らしていくのが新世紀というものなのでしょうか、馬鹿。遣り切れない、どうにかしたい、もう眠りつづけたい、耳元で煩く他人の目を見て話なんか出来ない、電話が鳴るのでその喉元後部座席から切り裂く様に見つめていたい。そして走り去りたい、絡み付く受話器のコードを引き千切りながら君の手を握り何処かへ向けて至らないばかりの人生の、屑。喉笛噛みきられるのは、ああ。光は!!!


Copyright ©1998-2005 Sakanaka Yukihiko - All Rights Reserved.