松口無惨
ぐだぐた。そして最後にまじめなまっつん
犬小屋はもうそろそろきちんと掃除しないと湿度も気温も上昇してきましたのでとても臭いますしかし中之島四丁目の親方、今日はお見かけしませんでしたし親方の家の前には何か色々とごちゃごちゃと散らかっていて元気なのでしょうか少し心配。
地下鉄の出口付近で連日屈み込んで蹲っている茶色の上着を着た男性は「助けてくださいお願いします」とボール紙に赤いマジックで強く強く書き殴った文字立てないのかと思いきや雨が降ってきたら立ち上がって地下鉄出口の所で雨宿りしていましたねそして今日も朝から晩までその強く強く書き殴った「助けてください」という文字からは世界への恨み妬み嫉み等の負の感情が呪詛となって僕の水晶体を抜けて腹の底に響きますので気分が悪いので僕は貴方が連日座っていることが出来ないように貴方の傍らを通り過ぎるときに呪いの言葉を吐いておきました。届きましたか?しかしながら貴方の呪詛はなかなかに強く強く書き殴った赤い文字のように精々僕などでは三寒四温に託けて降ったり止んだり晴れたり曇ったりと居心地の悪さを醸し出すのが関の山のようです。これから湿度も気温も上昇してきましたのでとても臭いますしもう勘弁して下さい。貴方第一スーパーの目の前ですよ、これじゃまるで営業妨害。あっ、成る程、そういうことでしたか。
だるい。
僕は駄目になりました。
僕は駄目です。
親方は今日も元気でした。
スリーピーホロウ。ティムバートンはぐるぐる踊る女上からとかいろんな事で僕らを笑わそうとしているので僕は素直に笑いました。金田一。ハメドの負けたのを見ました。
デラ・ホーヤ見る前に寝てしまい。
野球はずれると困るので。
いがらっぽい。
腹痛い。
寿司食いました。
だらけています
舞い散る桜の花弁のはらはらと舞い散る中を歩きながら色々見て楽しみながらもこんな穏やかな春の日にも得体の知れない諍いで本当に疲れるしおなかも痛い。指先からは山椒の香り。
藤谷文子さんはとてもエロティックだとおもいましたセクシーではなくてエロい。良い意味で。あと自殺しようとしたのを注意したら逆上されて振り回した包丁で出血死って何か大変だと思いました、いろいろな意味で。潮小学校?それから助けてって叫んでる声が夜中にしたりとか家のガラス割られたりとか色々あるのに発見したのが翌朝の新聞配達の人って一体どういうこと?それからダムの上に転々と血痕とか腰の骨が折れていたとか色々。あんまりです。寝ます。
おたくというのではなくマニアな女性には限りなくエロティックな臭いを感じてしまうのはマニアに対するサディスティックな衝動に駆られてしまう本質によるものなのでしょうか子供の頃の僕の体験がそうさせるのでしょうか日々思い出すこともなく考えることもなく痩せることもなく太ることもなく怒らず嘆かず喜ばず騒がず苦しまず逡巡せず哀しまず、そして人差し指で穿った鼻糞だけが僕の友達です。
諍いもなくようやく日々の心の平穏の姿が翳りと供に沈む夕日のような喩えようのない良い香りの花の名前も思い出せずしかしながら鮮烈ないつかの記憶と供に蘇る墓の下の亡霊はカタカタと骨を鳴らしながら貴方の耳元で囁き続ける愛と暴力の言葉を微笑みで投げ返すけれども亡霊の目は鴉に刳り抜かれていて既にそこには暗く深い窪みしかなく何も見えない耳の穴には湿った土がたっぷりと詰まっていて何も聞こえない舌は腐り落ち咽は野犬に咬み裂かれ何も喋れない元より肉の削げ落ちたその顔には鼻腔など窪んだ凹みでしかなく臭いはこびりついた自分自身の腐敗臭の既臭感のみしか感じることができない永遠に。
循環する山間の道路循環する観光道路に循環する3人の子供の命光あふれる春の日差しの中を進む乗用車はしゃぐ3人の子供の命あふれる春の日差しの中を進む父親の運転する乗用車ではしゃぐ3人の子供の命あふれる春の日差しの中を進むはしゃぐ子供を注意する助手席の母親そして父親の運転する乗用車ではしゃぐ3人の子供の一体誰が何がどうなったのかサイドブレーキを弄る子供後部座席から父親に目隠しをする子供一瞬運転を誤り対向車線に飛び出す乗用車叫ぶ母親間一髪父親ハンドル切り正面衝突は避けてもハンドルは取られ蛇行運転乗用車は谷底へ2人の子供は全身打撲内臓破裂でほぼ即死シートベルトをしていた父親はハンドルで頭を割り流れ出す脳髄シートベルトをしていない母親はフロントガラスを突き破り血塗れで頭から飛び出した体は正面に存在した樫の木に顔面からぶつかり即死樫の木の幹にはほぼ叫んだ形で開いた口の形に転々と突き刺さり残る母親の歯そうして一人意識もなく生き続ける循環するチューブだらけの子供の命は循環もせず。モンタージュより。
生乾きの林檎を握りしめたまま自転車に乗ってあの雲の彼方に向かいペダルを踏み続けるように空の色はとても青く虹も見えない空の色はとても青く独り旅寝の草枕に香る新緑の色の花の色の赤く赤く黒い世界に輝く赤い線一筋月下の猿の吐血の蹟を薄汚れた革靴の爪先でなぞりながらその足跡を追った追った迫った近付き離れ追い越しすれ違い振り返り僕らはいつもいつも分かり合うこともなくそうやって過ごしてきたのだから泣いている君を神社の境内の大きな楠の下で見つけたときはもうすっかり夜も更けて僕は石段を駆け上がってきたものだから少し息を弾ませながらはあはあはあとそれに気づいた君はとっさに駆け出すので僕は逃がすものかと走り寄りながら本身を抜き放ち君の背中を袈裟にばっさりと切り石畳の上に断末魔と供に倒れ広がる赤い猿の血はどくどくと月明かりに照らされて本当に美しく美しく輝ける月明かりの夜僕は自転車に乗ってあの月影の白く銀色に輝く雲に向かいペダルを踏み続ける僕は左手に腐ってしまい得体の知れない汁を流し続けている林檎のような猿の死骸を鷲掴みにして引きづりながらも要するにそれは本当に猿なのか?
腐りきった忌名を口にするも憚られるような人形の首をねじ切るように幼気な新生児の首を笑いながら捻りきるえXりかずきとその弟が走りながら脱糞している姿を見ながら自慰に耽るなぎ×健一の尾底骨目掛けて高笑いしながら腰を入れて蹴りを入れる全裸の浅香唯
歪んでいる。波乱。
詣でましょう
心清らかに
詣でましょう
いつもいつも同じ体勢で寝ている犬かわいいなあくたあっと寝ていてと和みながらいつもそばを通り過ぎていましたがある日ふともしかしてこの犬死んでいるのではなどと思って心配して改めて犬をみてみると気のせいか犬の周りには蠅が飛んでいるような気がしましたがあからさまに気のせいですそばに近寄って犬を見つめていると犬は何事かといった表情(これもあからさまに気のせいですが。)で首をもたげて僕を一瞬見つめてそしていつものようにまたくたあっと横になって寝ていました犬は生きていましたそれも気のせいで本当は犬なんてどこにもいないので僕は出かけたりしないから犬を見つめることもないし犬なんて本の中でしか知らないので本当の犬がどういう風に動くのか知りもしないので犬は犬って「いぬ」っていう音の響きがおもしろくて何度も何度も独りの部屋の中で「いぬ」って呟いてしまっている僕は気味悪く外に出ることのないこの部屋の中で独りにやついていますという妄想は糞のような僕が糞のような毎日の糞のような生活に糞のような追われて追われて追われているような気になっているのですが全てはどうでもよい糞のことなので明日とか昨日とか今日とか今とか昔とか未来とか馬鹿馬鹿しくていかがですかみなさんはなんて誰にも答えて欲しくない癖に自分自身の既に用意された答えで凝り固まってしまっている歪んだ糞脳味噌の中身は本当に空っぽなのでからからとひからびた何かが飛んだり跳ねたり揺れたりする度に音を立てていますがそれならば空っぽではないのではないのですかとかくだらない本当に修辞の何たるかすら解っていない知能の低い糞の皆さんがあまりにも哀れでかける言葉もないと面と向かって罵倒されても仕方のない僕のもう一度爪先の方にいる虫の息をそば耳立てて聞きながら気も漫ろ。
ようやく落ち着いてきたような気がする気のせい?
日がな一日頭痛に苦しみ眠り続ける
日がな一日眠り続ける
3時間半は流石に辛いしもうあの似非やすしきよしは本当に勘弁して欲しい吐き気がする